CSRの富野です。
企業の社会貢献活動(特に教育分野)のコンサルをしています。
hitomediaアドベントカレンダー10日目の記事を担当します。
教育CSRコンサルは世の中的にはニッチな仕事だったりしますが、特殊な能力は必要ありません。みなさんと同じように日々ひとつひとつの事柄に向き合っています。
「特殊な能力は必要ありません。」と言いました。が、結果を出すために意識して、大事にしていることはいくつかあります。今回はその中でも、ここ最近改めて大事だなと思った4つの事について書いてみようと思います。4つ全て書くとまぁまぁ長いので、今日はさくっと読める長さで2つ書くことにします。
■徹底した「スケジュール管理」
どんな仕事でも、締め切りのない仕事はありません。納品日が決まったら、まずはそこに向けて作業スケジュールを引きます。引きながら考えると抜け漏れが出てくるので、作業項目を全て洗い出すこと。それと並行して、いつ、誰が、何をするのかも。これらが出揃ったところでエクセルに落とし込み。ここまでは、誰でもやっているのではないかと。
次が最も大事。決めたら守る。
スケジュール表と照らし合わせながら作業が予定通りかを日々確認。いざ作業に入ってしまうとクライアントが見えなくなりがちですが、自分が相手の立場だったら「ここは教えておいて欲しいな」というポイントは、相手から希望がなくても情報共有するようにしています。とは言え、予定通りに行かない場合もあります。そんな時にはクライアントにすぐ相談。このすぐも大事。時間は待ってくれません。話合い、落としどころを見つけて作業を進めることが最優先。
決めた日に納品を完了させる。当たり前の積み重ねがクライアントからの信頼に繋がっていると思います。
■いつでも「代案」を出せる準備を
クライアントから様々な依頼を受ける中で気づいたこと。
「出来ないことを出来ると言うのは無理。でも、自分たちの強みを生かした代案を出すことができればプレゼンも打合せも怖くない!」
出来そうにもない事、思いもよらない事が降ってきた時「できません。」ではなく、「そのような形は無理ですが、例えば・・・のように展開してみてはどうでしょう。なぜならば(理由)・・・、その結果(メリット)・・・になると思います。」と言えるかどうかが大事。余程の事がない限り「持ち帰り、検討させてください。」も言いません。その場、その時に方向性を決めてしまいたいからです。これが出来るようになってからは「富野さんのチームに頼めば何とかしてくれる。」という相談事が増え、結果として案件も売り上げも増えるようになってきました。
では、いつでも代案を出せるようにするためにどうしているのか。
「多くの情報に触れ、自分の仕事に引き寄せて考えるくせをつける」ということをしています。専門分野(私で言えば、公教育の動き、今後の展開など最新情報)について誰よりも知っているのは当然のこと、それ以外の情報に触れた時の考え方が大事かなと。「自分たちの仕事に触れる部分はないか」「これって教育にもつながるよね」「使い方によっては教材になるかも」などなど。最初は無理やりでもいいと思います。意識して考えることを続けているうちに、面白いアイデアが出てきたり、提案の糸口を見つけることができるようになると思います。
前半2つは、こんなところです。
今日の内容は、クライアントから信頼を得るためのテクニック的な事かなと思っています。スケジュール管理については、私以上に日々具体的な業務を進めている横山さんに明日11日(火)に書いてもらう流れです。
そして残りの2つは12日(水)に。もう少し内面的なというか、思いや考え方について書いてみようと思っています。