保育園と子どもの成長

hitomedia アプリエンジニアの arata です。
入社してから約3年が経ちますが、社外でのプロジェクトや産休・育休期間があり、今年が本社勤務1年目でした。

hitomediaアドベントカレンダーの4日目の記事を担当します。 adventar.org

私は年始に起きた緊急事態とそれを共に乗り越えた子どもの成長について書きます。

突然の保育園難民

年明け早々、箱根駅伝も終わりそろそろ仕事モードに頭を切り替えるかと思っていた頃のことです。
突然母から「外出中に突然倒れて救急車で運ばれちゃって、緊急入院しました。」というような内容のLINEがきました。
突然の連絡にとても驚きましたがどうやら容態は重くなかったようで一安心したのもつかの間発覚した大問題。
1歳半の子供の預け先どうしよう・・・!!
我が家は保育園には通わず日中は私の母に預けて仕事復帰をしていたのでした。

1月という最悪の時期

保育園事情を全く調べていなかった私は、必死に情報を集めました。(私は横浜市に住んでいます)

認可保育園は4月に一斉入所となるため、1月から途中入園することはほぼ不可能です。
ひとまず認可保育園は見学と申し込みをするとして、今緊急で必要なのは3月までの預け先を確保すること。

どうやら認可保育園では一時預かり保育をやっている園があるということで、通えそうな園に片っ端から電話をかけました。
ところが・・・
「希望者が多いのでお申し込み頂いても1ヶ月に1日預かれるかどうかという状況です」
「希望者が多いので新規申し込みを中止しています」
「リフレッシュ預かり保育でよろしいですか?」
・・・いやいやいや、そういうことじゃない。
1ヶ月に1日のリフレッシュ目的の保育をしてほしいわけじゃない。
藁にもすがる思いで申し込みましたが、あっけなく落選しました。

次に区が入退園を管理している認可保育園ではなく、園に直接申し込みができる横浜保育室や企業提携型保育園、認可外保育園にも片っ端から電話をかけました。
横浜保育室・企業提携型保育園はどこも空きがなくほとんど見学すらさせてもらえないという状況。
認可外保育園なら空いているかと思いきや、通える地域の施設は少なく、さらに見学をしてみると預けても大丈夫だと思える施設に空きはありませんでした。
あとで気づいたことですが、認可保育園に入るための点数稼ぎとしてこれらの園に入園させることが多いようで、 1次募集の締め切りである11月にはすでにどこの園もキャンセル待ちの状態になるようです。(私の推測です)

区役所の窓口に相談に行くも、私が手を尽くして電話をかけた施設のリストを見せられるばかりで何も解決策はなく、 ニュースで話題になっていた「保育園落ちた」のママたちと同じ気持ちでいっぱいでした。

約2ヶ月の保育ジプシー

途方に暮れていた私を救ってくれたのは横浜子育てサポートシステムでした。
講習を受けた地域の方がボランティア価格で子供を預かってくれるというシステムで、急いで事務局に連絡をし申し込むと通常2週間ほどかかる登録手続きと預かり提供者とのマッチングを超スピード対応してくださり、1月後半の週から預かってもらえることに。
ただしこれは一般の家庭のお母さん方がボランティアでやってくださっているわけで、1日8時間週5日でお願いできるようなシステムではありません。
預かり時間も2時間程度の利用が多いようでしたが、なんとか3〜5時間預かってくださる方に出会い、4〜5人の方に代わる代わる半日ずつお預かりを依頼することになりました。
※この間ずっとリモートワークで、月1出社というような状況に

これまで私の母にしか預けられたことがない子どもは、やはり最初は大泣きしました。
おもちゃと子どもがたくさんいる行き慣れた児童館での預かりだったのですが、数回のうちはずっと抱っこ状態だったそうです。
ところが1週間もすると好きなおもちゃで遊んだり、お迎えのときは泣かずに帰ってこられるまでになりました。

預かり提供者のご自宅で預かってもらうこともありましたが、しっかり遊び持たせたお弁当も食べ、3月末には楽しそうに出かけて行くまでになりました。
子どもの順応能力はたいしたものです。

やっと見つかった保育園

2月中旬、申し込んでいた4月からの認可保育園2次募集の落選通知が届きました。
しかし問い合わせていた認可外保育園の1つから「認可保育園に移る子がいるので4月から受け入れ可能ですよ」というありがたいお返事が!!!
正直ここに入れなければ衛生的に他に預けられる認可外保育園はないと思っていたので、本当に本当にありがたいお知らせでした。

やっと見つかった保育園は、なんと英語ネイティブの先生もいて日常会話を英語で行うところです。
言葉もまだ話さない1歳10ヶ月の子どもなのでまぁ英語でも日本語でも大差ないだろうと思っていたのですが、なんと預けた初日から大泣きして2時間の慣らし保育がギリギリといった状態。
あんなにいろんな人と場所に預けられていた2ヶ月間はなんだったの??という変わりっぷり。
慣らし保育が終わり10時間預かりに移行したあとも、しばらくは迎えに行くと大号泣という日が続きました・・・。

そして現在

GW明けの頃には泣くこともすっかりなくなり、日々保育園から送られてくる写真の中にも笑顔が見えるようになり、今ではすっかり先生を困らせる甘えんぼな悪ガキへと変貌しつつあります。
2歳を超えてから言葉をたくさん話すようになったのですが、日本語はもちろん英語もたくさん覚えているようで、モノの名前を日本語と英語どちらも言えるようになったりしています。
驚くべきは、日本語と英語の違いが分かっているようで日本語で「これなに?」と聞くと日本語で、同じものを英語で「What's this?」と聞くと英語で返すこともできます。
文字に至ってはひらがなより先にアルファベットの大文字を読めるようになってしまうほど。

晴天の霹靂とも言える出来事からおよそ1年、人見知りもなくなり凄まじい成長を見せる子どもを見ていると、何事もチャレンジしてみないといけないな、と思わずにはいられないのでした。

最後に

突然勤務状況が不安定になった私が今でも働けているのは職場の理解とサポートがあったからでありとても感謝しています。
今でも子どもの通院や家事育児仕事の両立ができているのも気兼ねなくリモートワークの働き方ができるからだと思っています。
そしておもしろい人が多い会社だと思います。
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