ヒトメディアの admin Div.に所属している hanzawa です。入社一年目は総務を、そして、二年目の現在は、主に経理補助として、データ作成などの業務を行っています。
この度、このアドベントカレンダーの原稿を書くお話を頂く際に、「子育て」のことを書いていいと言っていただきました。同じ「成長」というテーマでも、他の方々とは趣向が違ってしまうかもしれませんが、とりとめもなく書かせて頂きました。子育て中の人の作文ということで、箸休めのような感じで読んでいただけたらと思います。
~成長を振り返って~
私には娘が一人います。早いもので、この四月に中学一年生になりました。
小さい頃の娘は、じっとしているのが苦手。活発で、好奇心と共に突っ走るタイプでした。1歳のとき、身が軽かった娘がぴゅうっと走っているのをみた近所の方に「はやいっ!」と驚かれたこともありました。同じく1歳の頃、階段の昇り降りがブームで、炎天下の中、何時間も手をつないで階段を行ったり来たりしたこともありました。本来なら、足が速く、元気なのは喜ばしいことなのですが、反対に私は体力も運動神経もなく、ついていけないこともしばしば。気づいたら車にひかれそうになったり、大通りを走って横切っていたり、他にも、電車とホームの間に挟まったり、迷子になったり、危なっかしい場面が多々ありました。 危険を感じた私の母は、幼い孫を預かるときには、家から出ないようにしていたそうです。 そう考えてみると、よくぞここまで無事に育ったものです。
最近、子どもが小さい頃のアルバムを一緒に見ました。娘の変顔がたくさん出てきて大笑い。本人の変顔ブームのときもありましたが、幼い頃の、天真爛漫な仕草や表情がおかしくて、力いっぱい笑ってしまいました。今まで大変なこともたくさんあったけれど、この13年間こんなにたくさん笑えたのは、この子だったからかなと感じます。
~子どもを通しての出会い~
子育てを通して、様々な人に出会いました。
ママ友だち・先輩ママ・・・身近にお友だちや先輩がいて、とても心強いです。親子で一緒に遊ぶだけでなく、育児の悩みを聞いてもらったり、困ったときには助けてもらったり、逆に、一緒に喜んだり・・・。同じヒトメディアに勤務している○○さんも、その一人です。出産後、体力のない私は体調を崩すことが多かったのですが、小さな子どもがいると、なかなか休めません。そんなとき、私が休めるように子どもを1日預かって(活発な娘が危なくないよう、ちゃんと柵のある場所で)遊ばせてくれたり、引っ越し直前に子どもを預かってくれたり、そして現在は、お仕事でも。長きにわたり、本当にお世話になっています。
子どもたち・・・子どもが生まれてから、お子さんのいる家庭と接する機会が増えました。特に、娘が歩けるようになってからは、外に出て、いろいろな年代のお子さんに遊んでもらいました。
まずは、同年代のお友だちについて。一緒に外で遊んだり、おもちゃを取り合ったり、一緒にご飯を食べたり、ベビーカーを交換したり、おうちごっこをしたり、…一緒に成長してきました。子どもたちの年齢も上がり、引っ越しで遠くなってしまったり、頻繁には会えなくなってしまったお子さんもいますが、仲良くしてもらえて、いろいろ刺激ももらって、いい経験を共有できました。小さい頃からの長いおつきあいのお子さんもいて、とてもありがたいです。
また、以前住んでいた社宅のお子さんたちについて。よく遊んでもらったのは、幼児から小学生までで、面白いのは、子どもたちの世界がちゃんと年功序列になっていて、小さい子は大きい子の言うことを聞きます。また、子ども独自のルールがあります。近くに少し高いコンクリート塀があり、子どもたちは、その上の柵の外側を歩くのですが、危なくないようにちゃんとルールがあって、そこを通っていいのは(確か)年中以上。いよいよ娘がデビューの日、実は予定よりも早かったので、そばでヒヤヒヤしていたら、「柵をさわりながら歩くと(落ちにくいから)危なくないよ」と、ちゃんと小学生の先輩からアドバイスがあり、「なるほど」と感心したものです。今は、その社宅もなくなってしまったのですが、娘が一人っ子に見えないと言われるのは、あの時、お兄ちゃんお姉ちゃんたちに遊んでもらった経験が今に活かされているからかなと思います。娘が小さい頃は、私も一緒に遊んでもらって、子どもたちにいろんなことを教わったのですが、とてもいい経験をさせて頂いたと思います。
他にも、幼稚園、小学校、お稽古、そして中学校、部活など・・・を通しての出会いの他、元々あった友人や親戚とのお付き合いも、子どもを通して変化していくことがあると感じます。振り返ると、子育てに限らず、会社、夫婦、友人など、周囲との関わりを通して、一人ではできない経験を身近に感じさせていただきました。
~最後に~
子どもが小さい頃、中学生はとても大きく、まだまだ先の遠い存在で、中学生のお母さんといえば、育児のベテランで恐れ多い存在でしたが、いざ、自分の娘が中学生になってみると、私自身はそんなに変わりなくて、先輩ママに今もいろいろ教えてもらっている状態です。 また、周囲を見回してみても、同年代の方はもちろん、私よりも確実に若い方なのに、大人のふるまいをされている方を見かけることが多々あります。年齢ではなく、その人の経験が大事なのだと、つくづく感じます。
仕事においては、家庭の事情でアルバイトという形で勤務させて頂いております。周囲の方にはいつも助けて頂いていて、少しでもお役に立てるよう、自分なりに成長できたらと思います。 読みづらいところもあったかと思いますが、読んで下さって本当にありがとうございました。